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光の雨 / 川越美和 [映画レビュー]

元アイドル歌手だった川越美和が鳥羽潤との濡れ場を演じている。胸はほとんど無いくらいに小さく、おまけに短髪なため、男同士が抱き合っているようにも見える。女性学生運動家としての雰囲気は良く出ているが、その分セクシーさはまったくない。
この映画は怖い。何回観ても何とも言えないうすら寒さを感じる。連合赤軍事件を題材にした映画を作っている人々を撮った映画、という手法がとられていて、壮絶な「総括」シーンの連続で緊張感が限界に達しかけると、まるでそれを知っているかのように、映画の撮影風景や出演者のインタビューがインサートされ、ホッと一息つく。おそらくこういう手法でなければ、一度たりとも最後まで観ることはできなかったかもしれない。
余談だけど、初めて観たとき立松和平の原作を読んでいなかったので、タイトルと時代背景からCCRの名曲「雨を見たかい('70)」を連想して、「光の雨」というのは火炎ビンか散弾か何かの暗喩かと勝手に想像していたが、全然違っていた。

光の雨
2001年 シネカノン
監督:高橋伴明
原作:立松和平
脚本:青島武
撮影:柴主高秀
音楽:梅林茂
出演:川越美和、萩原聖人、裕木奈江、山本太郎、鳥羽潤、高橋かおり、大杉漣

光の雨 特別版

光の雨 特別版

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2002/12/21
  • メディア: DVD


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コメント 5

Sho

これは原作は読み、映画は未だ観ていません。
「浅間山荘」に機動隊が突入するのをリアルタイムで見ていた世代です。 本を読んだとき、一週間位、体から抜けていきませんでした。でも全ての世代に読まれてほしいと思いました。

「あれを映像化するってどうするんだ?」と思っていましたが、こちらを
拝読し、輪郭がつかめた様に思います。とても観てみたいです。
by Sho (2006-05-28 16:29) 

tamapin

お邪魔します。
希有な(唯一無二?)視点の日本映画評として楽しませていただいてます。

わたしは世代も遅れるし原作も事件も(!)何も知らずに見たので、彼女が脱ぐまで(というか動き出すまで)男の子だとばっかり思ってて、なんだか板尾イツジの若い頃みたいな俳優さんだなぁみたいに見てたのであそこはビックリしました。
でも同時に栄養状態とか食生活とか考えると正しいキャスティングだったんだなぁと思います。
あと、久しぶりに見た裕木奈江が凄みを増してて、やっぱり驚かされました。
by tamapin (2006-05-28 22:43) 

wkkii

Shoさん、こんにちは。
是非観てください。映画の方もまさに「一週間位、体から抜けて」いかない感じです。21世紀にあえてこれを映像化した理由が、Shoさんならきっとお解かりになると思います。
by wkkii (2006-05-30 16:22) 

wkkii

ぴんさん、はじめまして。
nice!&コメントありがとうございます。楽しんでいただければ嬉しいです。
板尾イツジ(笑)。確かに。女性には見えませんよね。
裕木奈江は頑張って演技していると思いますが、永田洋子のイメージとはちょっと違う感じがしました。山本太郎は僕の中の森恒夫のイメージにぴったりでした。
by wkkii (2006-05-30 16:35) 

Sho

こんばんは。
この映画、やっと見ました。記事の中で wikki さんのブログを紹介させていただきました。事後報告になり、ごめんなさい。
観てよかったです。 ぜひ、トラックバックさせてください。
by Sho (2006-09-24 23:11) 

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